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金沢将棋レベル96〜99 二枚落ち

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実は1週間くらい前には終わってたんだけど、棋譜をアップをするのがすっかり遅くなってしまいました。

レベル96

金沢将棋得意の角切りが本局も炸裂。角取った後の83手目△4五桂は▲同歩なら△4六角が王手飛車になってしまうので、取れません。3二金を銀で追いかけちゃった時点で下手ダメなんだけど、ここで完全に勝負が決まりましたな。

97手目△4九角は次に△6七角成からの詰めろなので、▲4七銀で飛車の横利きを通すのはこの一手ですが、△3八銀と再び飛車を止めてジエンド。あとは一手一手。

レベル97

下手棒銀でこれはちょっと勝ちにくかった。しかしまあ、83手目△6六歩に▲同歩はあかん。7七が争点なのに素直に利きを増やされちゃいかんですって。

最後はあまりいい寄せじゃなかった気もするが、一間竜でトドメ。

レベル98

意外と短手数で終わった一局。25手目△6五歩に▲5七銀と逃げると思ったんだけど、▲同桂と取ってきたのでいきなり戦いになった。本局も金沢将棋得意の角切りあり。

銀取られてから左辺を銀で攻められるが、飛車先が突かれてなければ迫力もないし無視するのがよいでしょう。58手目▲6八香に歩をどこで受けるか迷ったけど、次に△6六桂を狙える△6五歩がいいでしょうか。

▲6九桂にすぐに△7七歩成といくと、▲同桂のあと▲6五香が歩切れで痛いので、ひとまず△6四銀とは上がっておく。

最後は玉を上がって逃げながら、頭金の詰み形に持っていった。

レベル99

55手目△7五歩に▲5七角という筋があるのはうっかり。まあ放置して△7五歩と取り込まれるのはひどいので、ここは△7六歩と取る一手。次に▲8四角で歩を取られる手が見えてるけど、桂馬が当たりなのにまさか歩は取らんでしょ。

本譜は▲同金に再び角筋を止める△7五歩から金交換。取った金はすぐに守りで使うが、▲5七角で動きづらくなった銀を狙う。▲7五歩みたいな手はほんと嫌なんだけどね。王手で駒が当たるんで。次に▲7四金は見えてるけど、受けようがないので△4四銀と上がって角頭を狙いにいく。下手の飛車先が止まっているので、このあたりの形が崩れるのは気にしない。

▲7四金は△同金▲同歩△同玉▲7五歩と同じ場所から何度も攻められるのがマズい。なので△6二玉と引いて、7三桂は守りつつ王手を逃げる。▲6四金は△同銀と取っておけば次の▲7四歩は嫌だけど大丈夫でしょう。実戦ではそのあとはそれぞれ攻め合い。90手目からの桂香と銀の交換は得と見る。

あとは平凡に詰めろをかけていけば終わりでした。

総括

これでコンプなので最後に金沢将棋の二枚落ちについて総括を。

  • 金沢将棋は攻めてこない。上手が頑張って打開する。
  • 金沢将棋は手がわからなくなると歩を捨ててくる。これは多くの場合優勢な証拠。
  • 金沢将棋は角切りが好き。
  • 下手が振り飛車の場合は薄い右辺から積極的に入玉を狙う。美濃囲いは堅いので、うまく入玉しないと攻め負ける。
  • 下手居飛車の場合は5〜8筋を絡めて攻める。可能であれば6五の位を取れれば勝ちやすい。
  • 下手居飛車のときの9筋からの端攻めは、玉に中央に逃げられるので捕まえづらい。
  • 玉を囲わない場合は角筋が厳しいので気をつける。
  • 下手居飛車で飛車先を切ってある場合、守り駒をはがされて▲2三飛成と成られるとまず勝てない(だいたいの場合挟撃になる)。相手玉に詰みが見えていなければ受けること。

基本的にはそんなに強くないと思うので、何度か頑張れば勝てますよ。


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